一般的には、北枕で寝るのは縁起が悪いとされています。
私も子どものころに北向きに寝て怒られました(笑)
しかし、一方で例えば風水では良い方向とされているので気にしない人も増えています。
どちらが正しいというのは今はなく、個人の自由で構わないと思います。
そこで、それぞれの視点から北枕の意味と効果を解説します。
風水における「北枕」の意味と効果
1. 縁起が悪いとされる理由
北枕が縁起が悪いとされる理由は、主に以下の2点が挙げられます。
- 仏教の影響
仏教の葬儀では、亡くなった人を北枕に寝かせる習慣があるので「良くない方位」と考えられてきました。 - 磁場の影響
地球の磁場は南から北へ流れています。
理科の授業を思い出しますね。
北枕で寝ると、この磁場と逆向きに寝ることになり、健康に悪いという考えがあります。
ただし、明確な根拠がない考えです。
これらの理由から、日本では昔から「北枕は縁起が悪い」という迷信が根強く残っています。
特に仏教の考えが強いと思います。
2. 良い方位とされる理由
最近では北枕は、良い方位と捉える見方も増えています。
風水の考えが一般化してきたことや、ネットから情報拡散で広まったからだと思います。
その理由は以下の通りです。
- 金運アップ
風水では、北は「水」の属性を持つ方位とされ、水は金運アップとされています。
そのため北枕で寝ると金運アップにつながると考えられています。 - 健康運アップ
北は「陰」のエネルギーを持つ方位とされ、陰のエネルギーはリラックス効果や安眠効果をもたらすとされています。
そのため、北枕で寝ると健康運アップにつながると考えられています。 - 集中力アップ
北は「知性」と関係する方位とされ、北枕で寝ると集中力が高まると考えられています。
個人差はあるものの、何かしらの効果は出てくると思います。
私も北枕で寝ていたことがあります。
悪い方向なのか?良い方向なのか?
「北枕」が良い方位なのか悪い方位なのかは、個人の考え方によるものなので決めることはできません。
それぞれの考えを、どう取り入れるかだと思います。
- 縁起が悪いと感じる人: 北枕は縁起が悪いという迷信が気になる場合は、止めた方がよいでしょう。今は、スマホアプリで方位を知ることができますのでベッドや布団の方位を確認してみてください。
- 運気アップを期待したい人: 北枕の効果を信じることで、実際に良い結果につながる可能性があります。
大切なのは、自分がどう感じるかということです。
風水における他の方位の意味
「北枕」以外にも、風水では他の方角に寝ることの意味があります。
下記の通りになります。
- 東枕
東は「木」の要素に意味して、成長や活力を象徴しています。
特に若者や学生、クリエイティブな仕事に従事する人に適しているとされています。
東枕で寝ることで、活力や創造力が高まると言われています。 - 南枕
南は「火」の要素に意味して、情熱やエネルギッシュな活動を象徴します。
暖かいイメージですよね!
リーダーシップや積極的な行動を促す方角とされ、組織のチームリーダーや活動的な生活を送る人に適しています。
一家の大黒柱のお父さんは、この南枕がいいかもしれません。出世しますよ! - 西枕
西は「金」の要素に意味して、安定や収穫を象徴します。
偶然にも私は今、西向きで寝ています。
リラックスや休息を必要とする人に適しているとされ、落ち着きと安定感をもたらす方角です。
確かにぐっすりと眠れています。
以上のように北枕が悪いということはありませんので、自身の考えで決めましょう!